こども芸大だより

2020.07.25 | ハナサクヤマガタ企画

 

企画構想学科の2年生の学生さんより、「ハナサクヤマガタプロジェクト」へのお誘いをいただき、だいち組(年長)で活動することにしました。

先生から夏のお祭りのこと、花笠の由来、笠の花が何かなどを教えてもらい、
今年花笠祭りがなくなり残念がっている人たちを元気づけたいと学生さんが考えていることを聞くと「自分たちがみんなを元気にしてあげたい!」という気持ちにスイッチが入ったようです。


花笠という名前から、花をモチーフにデザインする子が多く、あじさいや
チューリップを折ったり、紅花をイメージしながら切ったり。

 

「山形らしいものだからお米を書いた!」とか
「さくらんぼも書いたよ」
「紅花が咲くように雨を書いた」などと言う声がありました。

終わってから、それぞれの気持ちを聞くと、
「きっと、みんなも公園で遊んだり、プールで遊んだりしたいと思うから、
 早くコロナが終わるといいなって思いながら作った。」
「今、遠くに住んでいる従兄弟に会えなくて寂しいけど、
作ってたら楽しくなってきたから、これを見た人にも元気になってほしい」
「コロナのことで嫌な気持ちになっている人もいると思うけど、私が作った花笠を見て元気になってほしい」
などと話してくれました。
また、
「みんなが自然を大事にすると、紅花の花がいつまでもきれいに咲けるから、
そのことも思った!」
とのこと。

プロジェクトの主旨を理解し、
想いを届けたい相手が目の前にいなくても、気持ちを「想像」できるようになっていること。それを「創造」を通してカタチにしようとしていること。
そんなだいちさんの姿に成長を感じ、嬉しくなりました。



笠が出来上がると、早速踊りたくなり、オリジナルの花笠祭りを開催。
曲をかけると、先生たちが見に来てくれ、照れながらも踊ったり、出来上がった笠を自慢気に見せたりしていました。




この笠は、8月1日~7日の期間にエスパル山形に展示されます。
ぜひ、ご覧になっていただきたいと思います。

 

                        園長 齊藤 祥子

 

2020.07.22 | 病送り(やんまいおくり)

 

山形には「病送り」という伝統行事があります。

こども芸大では、伝統行事を元にオリジナルの病送りとして、
夏に流行る病気を身代わり人形に託し、
「夏の間、元気に過ごせますように」
「自分だけでなく、家族やみんなも健康に過ごせますように」と願い、
学内をわら人形を曳きながら練り歩くものを病送りとしています。

毎年、折り紙でお守り人形を作り、
自分や家族、芸工大の学生や教職員に渡し、みんなに願いを届けています。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、
自分と家族の分を心を込めて作りました。



お守り人形の作り方を教えてくれるのはだいち組(年長)。
「何色の折り紙にする?」「三角に折るよ」と
ほし組(年少)やたいよう組(年中)に丁寧に教えてくれました。


「風邪をひきませんように・・・」とお祈りし、
お守り人形を友だちに見せ合う子どもたち。
自分で作ったことでより思い入れのあるお守りになりました。


わら人形の神輿を曳いて練り歩く時には、
病を送り出すための“唱えごと”をします。
先頭に立って曳き歩くのはだいち組。
その後ろをたいよう組とほし組がついて行きます。



「やんまいおいだせ、やんまいおいだせや・・・」と唱え(歌い)、
劇場内、そして大学本館前へと場所を移しながら練り歩きました。





みんなの声と気持ちを一つにし、芸工大、山形市へと
一生懸命、願いを届けた子どもたち。




コロナ禍の今、よりみんなの健康を願い、
自分のためだけでなく、人々を思うこと、
病送りに願いを込める経験ができました。

子どもたちの祈りがみなさまへと届きますように。


 

 

2020.07.16 | 風土の日~園内ウォークラリー~

こども芸大では、「山形の風土を知ってほしい」
「その土地の自然や歴史を感じてほしい」という願いから
毎年『風土の日』という親子遠足があります。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
子どもだけで悠創の丘をウォークラリーする予定でした。
当日は残念なことに、雨に見舞われたため、
後日、園内で活動しました。

早速ミッションカードをもらい、
縦割りグループに分かれ、いざ出発!

「がんばるぞ、えいえいおー!」

 


「ほしさん、こっちにクイズあったよ」
グループリーダーはだいち組(年長)です。
ほし組(年少)の手を優しく握って歩いたり、
積極的にクイズの答えを考えたりと
頼もしい姿がたくさん見られました。


リーダーのだいち組の姿を見ていたたいよう組(年中)。
「あっちのクイズ行ってみよう!」
と植物に関するクイズでは、
「あれ見たことある!」と
自分たちも積極的に参加していました。

 


そんなお兄さんお姉さんたちに囲まれて、ほし組さんも楽しそう。
ゴールする頃には「全部シール集めたよ!」と
嬉しそうな笑顔でした。

 

ミッションを達成した後は、ゼリーが待っていました。

「たのしかったね」「あまくておいし~」

最後には、頑張った証となる修了証を受け取りました。

他学年とかかわるドキドキ感を感じながらも活動を楽しむ、ほし組。
グループの中で自分の考えを伝えようとした、たいよう組。
下の学年に優しくしようという思いを見せてくれた、だいち組。

野外での活動はできませんでしたが、この活動を通して、
自然や風土を知る、感じると共に
異年齢の活動ならではの経験を得ることができたようです。

 

降園前・・・
クイズの中の一つに出ていたノアザミが玄関付近の丘に
咲いているのに気付いた子どもたち。
「クイズに出たね!」「写真で見るより葉っぱがギザギザ!」と
観察を始めました。
その姿はまさに活動と日常が繋がった瞬間でした。
これからも知識と体験の両方を重ね合わせながら活動していきたいです。