こども芸大だより

2020.07.22 | 病送り(やんまいおくり)

 

山形には「病送り」という伝統行事があります。

こども芸大では、伝統行事を元にオリジナルの病送りとして、
夏に流行る病気を身代わり人形に託し、
「夏の間、元気に過ごせますように」
「自分だけでなく、家族やみんなも健康に過ごせますように」と願い、
学内をわら人形を曳きながら練り歩くものを病送りとしています。

毎年、折り紙でお守り人形を作り、
自分や家族、芸工大の学生や教職員に渡し、みんなに願いを届けています。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、
自分と家族の分を心を込めて作りました。



お守り人形の作り方を教えてくれるのはだいち組(年長)。
「何色の折り紙にする?」「三角に折るよ」と
ほし組(年少)やたいよう組(年中)に丁寧に教えてくれました。


「風邪をひきませんように・・・」とお祈りし、
お守り人形を友だちに見せ合う子どもたち。
自分で作ったことでより思い入れのあるお守りになりました。


わら人形の神輿を曳いて練り歩く時には、
病を送り出すための“唱えごと”をします。
先頭に立って曳き歩くのはだいち組。
その後ろをたいよう組とほし組がついて行きます。



「やんまいおいだせ、やんまいおいだせや・・・」と唱え(歌い)、
劇場内、そして大学本館前へと場所を移しながら練り歩きました。





みんなの声と気持ちを一つにし、芸工大、山形市へと
一生懸命、願いを届けた子どもたち。




コロナ禍の今、よりみんなの健康を願い、
自分のためだけでなく、人々を思うこと、
病送りに願いを込める経験ができました。

子どもたちの祈りがみなさまへと届きますように。