こども芸大だより

2012.11.12 | トントンギコギコ

こども芸大の庭先から、
トントントントン…ぎこぎこぎこぎこ…と
にぎやかな音が聞こえてきましたよ。

だいち(年長)組の子どもたちが、トンカチ片手に、何かを作っていました。

話を聞いてみると、散歩の途中、プロダクトデザイン学科の工房から
廃材をもらってきたようです。

山積みの木片を吟味しながら「これはテーブル足になりそうだなぁ~」
「こっちは、カブトムシのツノにしよう!」と
自分のイメージをふくらませながら素材を収集し、
のこぎりや釘、トンカチを使っかたちにしていきます。

一人では難しいところは、近くの大人や友だちの手を借ります。

ある日は、ぷらっと立ち寄ってくれた芸工大のお兄さんに手伝ってもらいましたよ。

だいち(年長)さんくらいになると、その日限りの活動ではなく、
自由遊びの時間など、空いている時間を見つけて自分のペースで制作する姿も見られます。

誰かがトントントンと始めると、「ぼくもやりたい!」と集まってきて、
みんなで助け合いながら制作していました。

こんなに分厚い板も頑張って切りました!
それを見ていた友だちも「がんばれ~!」と声援を送ります。

ある男の子がこんなことを言っていました。
「去年のだいちさんの○○くんみたいにかっこいいワニつくりたいんだぁ」

実は去年のだいち(年長)組の子どもたちも同じ時期に
木工の活動をしていました。
その時、熱い視線を送っていたんですね。
そのすぐ傍で
今年もまた、小さいお友だちが彼らに熱い視線を送っていました。

「見る」という経験が「憧れ」や「期待」となって
子どもたちの心を繋いだ一場面でした。