こども芸大だより

2011.11.16 | おはなしづくり


今回のたいよう(年中)組と、
ほし(年少)組の母と子の時間は
「まくだけまゆこさんでおはなしづくり」です。

3〜5歳の子どもたちの想像力は無限です。
子育て中のお父さん、お母さんならだれもが、
子どものかわいい発想に
思わず笑みがこぼれてしまうような瞬間がありますよね。

そんな子どもの自由な想像力に
大人が寄り添う「お話づくり」に挑戦しました。

何もないところからでも作り出せますが、
なにかイメージがふくらむような切り口を…ということで
東北芸術工科大学大学院こども芸術教育研究領域の石沢惠理さんの
「まくだけまゆこさん」というワークショップを
導入として行いました。

作業は簡単。
「松ぼっくりを見つけたんだけど、なんだか寒そうだね。
暖かい毛糸で巻いてあげよう」という石沢さんの呼びかけで
松ぼっくりに、好きな色の毛糸をまきまきまきまき。


出来上がった「まくだけまゆこさん」に、
目と口をつければ、完成!
お話の主人公が誕生しました。

お母さんと一緒に、
「まゆこさん」の新しい名前を考え出す子どもたち。
「まりーちゃんはどお?」「ふぉーぜに決めた!」など、
名前をつけたら一気に愛着がわいてきて、
なんだか、かわいくて仕方ない様子。

ここからは、みんなの「まゆこさん(仮)」を主人公に、
お話作りが始まります。
使うのは、クレヨンと鉛筆に色画用紙。
子どもたちの頭の中には、すでに「まゆこ(仮)さん」の
キャラ設定が出来上がっているようです。

お話を作りやすくするために

どこにいったの?
だれに会ったの?
そこでなにをしたの?

この3つの質問をお母さんから
投げかけてもらいながら
お話のイメージを膨らませていきます。


お話と同時に手もスイスイ進み、
イメージがどんどん絵となり話がふくらんでいきます。

ほし(年少)組さんは、家族で旅行した場所や、
やったことのある遊びなど、
自分の経験がお話のイメージのヒントになります。

それに加えて、たいよう(年中)組さんは、
お話の中に「お友達」が登場していました。

いろんな成長過程もうかがえます。
出来上がったお話を読み聞かせてくれていたお母さんもいましたよ。
自分だけのストーリーも
他のお友達のお話を聞くのも楽しい時間ですね。

画用紙4枚にまとめられたお話。
子どもたちの空想の世界では海にだって、宇宙にだっていけちゃいます。

大人のように、既成概念にとらわれない子どもたちの自由な発想と
お母さんのあったかいまなざしが
今回のお話づくりのエッセンス。

皆さんも身近にあるものを使って、
「いま」この瞬間の子どもの想像力に触れてみませんか?